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今年のゴールデンウィークにシベリア鉄道に乗ってユーラシア大陸を横断してきました。日程の都合上、10連休の内9日間が移動という若干クレイジーな旅となりました。
<経路>
空路:羽田→上海→モスクワ
鉄路:モスクワ→北京
鉄路:北京→香港
空路:香港→関西→成田
書くと何てことない感じですが、鉄路での移動距離は大凡11,000kmとなりました。
ちなみに、シベリア鉄道に通しで乗ることは、私のささやかな夢のひとつでもありました。
気軽にロシアへ行ければ何度と無く行きたい国ですが、ロシアは入国の際にビザが必要なので事前に大使館でビザを発給してもらったりバウチャーが必要であったりする関係でお気軽感があまりありません。入国に時間がかかるとも聞いていましたが、思いの外スムーズでクレムリン等市内観光の時間が取れたのは幸運でした。
モスクワを土曜日に出発して、北京に土曜日に到着するこの列車、通しで乗る乗客は少なく何度か同室の相手が入れ替わり道中を共にします。車両毎に車掌さんが常駐し終点まで旅客の面倒を見てくれます。
英語は通じないけど、何とかなるのは万国共通な感じです。開放4段ベッドのコンパートメントなので、基本的に知らない人達と空間を共有する環境で、ロシア領内はほぼロシア人でしたが中国国境に近づくにつれて同室の相手は皆外国人となり、後半は日本人の私・ポーランド人・デンマーク人の3人のバックパッカーで北京まで一緒でした。なお、出入国履歴の多い私は、国境でロシア係官に呼ばれてめでたく別室送りとなりました。
国境では、ロシアと中国の線路幅が異なるため、客車の台車を全て取り替える作業もあり大陸的で面白いです。北京では一泊したので、天安門や故宮周辺を散策したりして取り敢えずの観光をした感じです。
香港までは、高鉄(中国版新幹線)が一日一本香港九龍駅まで直通していて9時間あまりで2000kmを走破します。とにかく中国はスケールが大きく圧倒されます。
香港まで走破した時は、達成感よりかは意外と出来るものだなと思いました。
やはり異国を旅するのは面白いです。 |