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昨年から耳にすることが多くなった【仕分け】という言葉。
職業柄(経理)、この【しわけ】という響きについつい反応してしまうのです。
経理の一番基礎となる仕事に【仕訳】というものがあります。経理用語の【仕訳】とは取引があったときに、取引内容を数字と勘定科目というものを使い、会計法規に従って帳簿記帳をしていくこと。
簡単に言うと、会社の家計簿の記帳をすることを【仕訳】と思って頂ければ分かり易いかもしれませんね。
例えば、電気代を1,000円支払った時は、電気代が発生して、お金が減るという仕訳。光熱費1,000円/現金1,000円←これが仕訳。左右間違えると全く別の意味になります。
また、縫製工場には欠かせないミシンを購入した時や税金を支払った時など色々な仕訳をします。経理職の方や勉強をした方にとっては、これらの仕訳は考えることなく仕訳てしまうかと思います。
ただ、縫製工場を営む当社では、いろいろな種類の生地をはじめとして材料や資材の仕入があり、こちらは経理知識だけではなかなか適確に仕訳られないこともあります。
仕入れた材料が製品にとってどのような役割を果たす資材なのかにより処理方法が異なるからです。
これらの仕訳を無意識レベルに起こすには、資材の知識が必要になってくるため、製品に使われる生地や部品、加工方法の知識を広く浅く持つことも必要です。
今日もソーアップ仕訳人は、製品が出来上がるまでの一つ一つのお取引を仕訳をしながら帳簿の中でモノ作りをしています。 |