寒い日々が続いていますねー(この日誌を書いているのは1月下旬に差し掛かる頃です)
今回の私の話は会社で使っているハサミについてです。
縫製業にはハサミは必須で、特に裁ちばさみ、和ばさみ(握りばさみ)は大切な作業道具です。裁ちばさみは主に裁断で、和バサミは縫製の糸きりに使用します。このハサミが切れなくなったときは、作業する人たちにとって、作業性が悪くなり効率が落ちます。
最近は自動糸きりミシンが多いのでハサミの使用が少なく、ハサミは仕上げ工程などで使いますが、当社では縫製途中でも使用頻度が高いので、切れ味が悪くなることが多くなります。外部に委託して研磨してもらってもいいのですが、それなりに金額も出るし、、会社に電動の砥石が設置されていたので、現在は主に私が研いでいます。ただハサミの場合は刃物(包丁など)とは多少感じが違うため、角度とか気をつけるようにしています。(ハサミの裏面を研ぐとたちまちきれなくなってしまうということもあるため)
以前(もう十数年前になると思いますが)は油を使用する砥石で研ぐ方法を教えていただき、何回にもわたり研いできましたが、この前部下に研ぎ方を教える機会があって、逆に自分もそれなりの年齢になったんだなぁと思うと少し寂しくもなりますが。
作業道具も日進月歩で良い物もかなり出てきていますが、道具を大切に使う意味でもこういう作業は必要なのかと思いますし、後輩にも受け継いでもらえればと思います。 |