弊社は設計業務だけでなく、デザイン業務に関しても社内で行っております。
設計業務をメインとする私も時々はイラストなどを描く機会がありますが、大体はイラストレーターというソフトで最初から最後までパソコン上で作業を行ってしまいます。
そして、たまに造形的なものをデザインする際には手描きでスケッチを行うことがありますが、その時に実感するのが自分のスケッチ力の低下です。学生時代に結構鍛えたつもりではいたのですが、普段マウスばかり使っていると、まあ手が言うこと聞かないこと・・・。自分の欲しい線が描けずにイライラすることもあります。
実はデザイン業務がPC上で行われ、3Dソフトで何でも出来るように思われている現在でも、この手描きのスケッチ力というのは重要視されています。
最初のデザインや発想するところでは自分の手を使いながら描き、描くことで脳が活性化して発想が得られますし、手描きの意図せぬ意外な線から新しいカタチが生まれたりもします。
この「手で描く」というアナログな行為、自分も今更ながら改めてリハビリしてみようと思いますが、それにはやはり基礎からということで、20数年ぶりに胸像のデッサンでもしてみようか・・・? |