どの業界にも専門用語というものが多かれ少なかれあるものですが、私たちソーアップが携わる業界もその例外ではありません。カーテンだけに限定してみても
・ドレープ・・・・・布をたらしたときに出る、ゆるやかなひだ、またはたるみのこと。
・プリーツ・・・・・布に装飾的、運動的な効果を持たせるひだや折り目のこと。
・タッセル・・・・・カーテンを束ねるもの。
・ランナー・・・・・カーテンのフックを引っかけカーテンの開閉時にレールの中で移動させる器具。
などがあります。この辺りの言葉はカーテンの仕様やそれに付随する用具の名称ですから一般に耳にすることもあるかもしれません。縫製の製造現場ではさらに独特の言い回しを耳にします。
・たたく・・・・・・ミシンで縫うこと。
・接ぐ(はぐ)・・・・・・生地を縫い合わせること。
・いせ込む・・・・・・細かく縫い縮めて立体的に仕立てること。
・パンクする・・・・・・縫い代不足などによって縫い目が外れること。
・ラッパ・・・・・・生地の縁を一定に縫ったりテープを巻いたりするときに用いるミシンのアタッチメント。
・玉縁・・・・・別に裁断した共生地(主にバイアス布)の細布で縁を処理したもの。
ほんの一部だけ紹介しました。さらに多用な縫製技術を要するアパレル系ではより多くの専門用語があるはずです。初めて聞いたときには全く意味が想像できない言葉もあり、違和感を感じたりする事もありますが、繰り返し聞いたり使ったりしているうちに適切な言い回しに感じてくるので不思議です。またこんな耳慣れないような言葉が全国の縫製業界で共通して伝わって浸透してることに、日本の縫製業の歴史や文化を感じます。
|