私は日々の業務の中で、会社の印鑑を扱うことが多いのですが、その時に一番気をつけること、曲がらないように美しく捺印する、ということです。簡単そうな事ですが、案外急いでいるときは雑になりがち。
入社間もない頃は、印鑑がほんの少し曲がっていたり、朱肉の具合が均一でないと、叱られることがありました。若かった私は、押してあるんだからいいじゃん、などと思いながらも悔しくて印鑑をキレイに押す練習をしたこともありました。
それから10年以上経った今では、本当に叱られた意味が分かり、とても大切な事を教えてもらったのだと感謝しています。書類上の印鑑は、会社の顔であるから必ず真っ直ぐに、左に傾いてはいけない。(右肩上がりもげん担ぎには良さそうですけどね・・・)捺印された書類は、その責任を背負って社外へ進んでいく、会社の誠意と信用の証拠なのです。だからこそ、印鑑は少しも曲がってはならず美しく捺印されるべきなのだ、と思うのです。
私が印鑑をキレイに押すために愛用しているのは、我が社の洗車クロス生地の端切れです。ソーアップならではの捺印マット、使い勝手がちょうど良く私にとってはマストアイテム。縫製会社なのですから少しは見栄え良く、パイピングテープで縫ってみるとか、工夫してみようかしら?
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