猛暑と呼ばれる日々が続いて、嫌になりますねぇ…
(と言ってもこの日誌が載る頃は暦の上では残暑という時期かも知れませんが。)
今回私はミシンの部品についてお話しようかと。
縫製の業界の人たちに見られれば、何だそんな事かと言われそうですが、ご勘弁を。
常々私達の工場には、幕の内弁当(もちろん食べ物ではありませんが)のように色々な試作や依頼が来ます。
それが本格的に量産化される際、時間短縮、コスト削減などに取り組むようになります。その中で効率化、商品価値を上げるため、時にはミシンの部品にも目を向けなければなりません。
しかし、なかなかどうして既製品では合わない物も出てきてしまいます。
写真の右側の部品は生地の端にバイアステープなどを巻く時、上下送りミシンに付ける物です。左側の正規の部品を加工した物です。その生地の特性などもあるので、何度も修正しながらより適した物にしていきます。
他の縫製工場の方々も試行錯誤を重ねながら効率のよくなる部品を作っていると思います。私も先輩方から加工の仕方を教わり、少しばかりかじれるようになりました。
しかし現状ではそういう職人さん達が減ってきているのも事実だと思います。
これからもいろんな商品が開発されていく事でしょう。それに対して私達も常に色々な加工方法や技術、部材を検討しなければなりません。
すべてはより良い製品作りを目指してという事ですね。
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