秋も深まりそろそろ冬の気配が感じられてきました。季節の変わり目は、衣替えを含めクローゼットの中の整理のチャンス。使わないものを処分したり整理したり、いわゆる断捨離をするのですが、どうしても捨てられないものってありますよね?
私にとって捨てられない物の一つは この子供用の浴衣です。これは、高校時代の家庭科の授業で和裁を習った時に作ったもの。小学校や中学校の授業では、ミシンを使って袋物やパジャマなどを作ったこともあったので、当時の私としては、なんで今さら手縫いなの? 手縫いなんて面倒臭いなどといった若干の反抗心を持ちつつ課題に挑んでいたことをふと思い出しました。確かに、お年頃の女子高生に和裁、古風すぎる感じはします。自分の洋服を作りましょうっていうテーマだったら俄然やる気も湧いたであろうに…
それでも、文句を言いつつも真剣に作ったようで、ミシンで縫ったかのように真っ直ぐな縫い目が綺麗な仕上がり。大人になった今となっては、和裁に触れることができて良い経験ができたのかなと思います。作り方などは覚えていないし、今の私には直接的に役に立ってもいないかもしれないけれど、何か精神的な部分を学んだのかな?などと感じます。
やっぱりこれは捨てられないみたい。。。再びクローゼットの奥で眠ってもらいました。 |